あらしふく

嵐(あらし) 吹(ふ)く 三室(みむろ)の山(やま)の 紅葉(もみぢ)葉(ば)は
竜田(たつた)の川(かわ)の 錦(にしき)なりけり

作者  能因法師

別れた朝、そっけなく見えた明け方の月。あの別れ以来、夜明けのつらいことといったら、他にくらべられるものはないよ。夜が明けるのがさみしい気持ちを歌っているんだ。

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