きりぎりす

きりぎりす 鳴(な)くや霜夜(しもよ)の 寒(さ)むしろに

衣(ころも)かたしき ひとりかも 寝(ね)む

作者  後京極摂政前太政大臣

コオロギが鳴いている霜が降りた寒い夜。冷たいゴザの上に衣を片方だけ敷いて、私はひとりで寝るのだろうか。寂しい気持ちで眠れない夜を歌っているよ。

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